蛇にピアス

2004年8月23日 読書
彼に貸していた『蛇にピアス』が戻ってきた。
購入当時芥川賞受賞作として本屋で山積みになってた。
『蹴りたい背中』ももちろんあったが、
装丁が気に入らなかったから買わなかった。
内容的にも興味なかったし。

『蛇にピアス』は私が体験する事のない世界が広がっていた。
ただ主人公の短絡的な考え方等似ている所はあった。
この本を読んでいろんな痛みを感じる事ができたから、
読んだ価値があったと思う。
普段の生活では滅多に感じる事のない痛みだから。

20歳でかなり洗練された文章を書いている
ストーリーが現実離れしてるため批判が多いみたいだけど、
なんだかんだ言ってみんな最後まで読んでいるのでは??
村上龍の『限りなく透明に近いブルー』なんか、
はじめて読んだ時最後まで読むことができなかった。
この前やっとページをとばす事なく読み終えたばかり。

彼女の『アッシュベイビー』が出版されているが、
まだ読んでいない。
今度本屋で見かけたら買ってみようと思う。

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